あらかわ内科クリニックのブログ

愛知県 刈谷市 中手町 あらかわ内科クリニックです。 副院長が日々の出来事を発信しています。 本サイト http://www.arakawanaika.com

インフルエンザワクチンはじまりました。

 10月1日よりインフルエンザワクチンの予防接種を開始しました。

現在のところ予約なしでいつでも予防接種を受けていただけますが、受けに来られるのが少し先になる方はご予約いただければお取り置きしておきますのでより確実かと思います。今年はワクチンが安定して供給される見込みですが、万が一供給不足になった際は予約制にさせていただくかもしれません。その際はホームページとブログにてお知らせさせていただきますので、何卒よろしくお願い申し上げます。

今年、愛知県ではインフルエンザの患者さんの数が例年よりも多く報告されています。2019年39週(9月23日~9月29日)の名古屋市内70定点からの合計患者報告数は48人で、過去3年の同週の平均値との比較では5.1倍となっていますので、お早めの接種をお勧めしています。

2019年1月にWHOから世界の健康を脅かす10の項目について(WHO announces Top Ten Threats to Global Health in 2019 : The Vaccine Confidence Project)新しく提唱があったのですが、その10項目の中にはインフルエンザの大流行、ワクチンで予防できる疾患への予防接種接種がすすまないことへの警鐘が鳴らされていました。(本題とは逸れますが、他には大気汚染、気候変動、薬剤耐性AMR、エボラ、デング熱HIV、不十分なプライマリヘルスケアなどが挙げられており、毎日患者さんを診察するプライマリケア医としては、公衆衛生や予防医学の大切を再認識するとともに身が引き締まる思いがしました。)

 公衆衛生学の考え方では、ワクチンは個人免疫を作るだけでなく、集団免疫を作ることも大事な要素になってきます。すなわち、ワクチンカバー率が低い地域では病気が大流行し、ワクチンカバー率が高い地域は自然収束する傾向にあります。

オランダでは1999年から2000年までにおよそ2,300人の麻疹患者が報告され、その97%はワクチン未接種者であったと言われています。オランダ保健省はこの結果を重く受け止め、データを積極的に公開してワクチン接種がすすんでいない地域にも接種を強く勧めるようになりました。

個人の単位で考えると、せっかく受診してワクチンを接種したにも関わらず、残念ながらその病気にかかってしまうこともあります。しかし一度抗体ができているため病気の重篤化を防ぐことができたり、あるいは地域のワクチン接種率が増えることで、その地域全体の病気への抵抗力、収束力が強くなります。

ご自分のため、そしてあなたの大切な人のためにどうかワクチンを受けてください。この記事を読んで1人でも多くの方が受けようというお気持ちになっていただけたらとても嬉しいです。

 

*********************

先日は7歳の息子の運動会でした。刈谷の母とお弁当を作って出かけました。本人はリレーでお友達に抜かされてしょげていましたが、一生懸命練習して、真剣に踊ったり走ったりしている姿を見れただけで嬉しく、胸が熱くなりました。

f:id:arakawanaika:20191008211055j:image

 

来週末は4歳の娘の運動会です。保育園から1家に1枚応援旗を作る宿題をいただきました。雨で延期になると平日開催のため参加できないので、週末に来るかもしれない台風が吹き飛ぶように願いながら娘と一緒に応援旗を作りました。

f:id:arakawanaika:20191009052338j:image

昔、真剣に少女漫画家を目指していたので、絵を描くのは大好きです。残念ながら漫画家としての芽は出ませんでしたが、子どものリクエストで色々な絵を描くと喜んでもらえるので、人生に無駄なまわり道はないんだと最近は思います。

下絵は私が描き、娘に色塗りを手伝ってもらいましたが、「耳飾りがないから、こんなのスターちゃんじゃない!!」との厳しいお言葉。女の子って細かいところを本当にチェックしているものです。慌てて耳飾りを描き足しました。

どうかどうか週末晴れますように!

f:id:arakawanaika:20191009051546j:image

 

本サイトはこちら↓

http://www.arakawanaika.com/